Chaos すぎる 自演 について

自作自演とは

まあ、ニコニコ動画で「自演」という言葉が錯綜しているのでこのカオス(ケイオス)な状況を分析していこうかと。

まず、事の発端としてはインターネット上の用語となってしまった、
「1つのウェブサイト上で1人の人間が、複数のハンドルを用いて、同時に複数の人間が活動しているように見せかける行為(引用:wikipedia)」での「自演」が次々と暴かれ、祭りとなったことである。

その後の余韻としては、再生数が多かったり、人気が多かったりする動画に対して
自作自演の意味で「自演乙」と言う傾向にある人が出て来る。

この言葉の表面上は、「おまえの動画なんてどうせ「自演」で成り立っているんだろう?」という意味にはなるが、裏を返せば「畜生、この動画気に食わないな。「自演」のせいにすればいいんだ!」となる。
本当に自作自演の面で「自演乙」と書くような人はまずいない。
要はただ、作品が気に食わない腹いせであるということは確実であるといえる。

で、そこで使い方間違ってると指摘する人が出て来る。
確かに自演の辞書での意味は「[名]スル自作の映画や劇に、自分が出演すること。「原作者が―する」「自作―」引用:大辞泉」であり、
インターネットで使われている自作自演とは全く性質の異なったものである。
そこから派生したことには間違いは無いが、意味は全く違うといえる。

しかし、これを指摘するのも意味を成さないし、より場をカオスにする原因となる。
ネット上で使われている意味に対して、辞書的な意味で対抗することは全く持って無意味であるからだ。

では、「自演でも作品がよければいいじゃないか」というのはどうだろうか?
作品が良い、つまり人を感動させる力の強い動画ではあるが、ネット上の意味での自作自演活動をしている。つまり、作者側は自己を作品をもって顕示しようとしている具合である。

そこに対する批判については、昨日述べたとおりで、2通りあると。
その前者が、嫉妬や妬みを含んだものであり、これが「自演乙」という発言に結びつくこともある。
後者の立場に立てば静観です。後者側の立場からの批判的発言の類は
残念ながら見たことが無いです。また、全くそのようなことを気にせず、
本当に素晴らしいと思った人(2つのケースとは別)も、
「凄い、素晴らしい」といった感想を残すことはあるが、「自演乙」ということはない。

そして、「自演」かどうかについてはどうでもいいじゃないか」という人も当然いる。
その人たちは、「自演」という言葉に嫌気がさして、コメントを消す人が殆どである。
もちろん、ニコニコ動画は、流れるコメントがあって作品が成り立つ場合も結構多いので、
消すわけにもいかない場合もあり、そういった「自演」というコメントに対して、
不快感を募らせながらも仕方なくコメント表示で見る場合も少なくない。
が、あまりにも気分を害した場合は、コメントから
「自演かどうかなんてどうでもいいではないか」といった類の不満を漏らしてしまうことはある。
それ+先ほどの作品が良ければどうでもよいという立場にたつ人も当然居る。

現在はこういった込み入った立場(これ以外にも恐らく沢山あります)が錯綜して、
とってもChaosなことになっております。暫くは沈静化に時間がかかることでしょう。

・「自演乙」といいたがる人
・「自演」の使い方が違うと指摘する人
・「自演」の言葉に鬱陶しくなって不満を漏らす人
・作品が良ければ「自演」でも良いじゃないか という人
・「自演」の言葉に鬱陶しくなってコメントを消す人(これは状況には殆ど影響しない)

この5種の状況だけ見ると、やっぱり沈静化するには、
一番上のような人が無くなることしかないですね。
だが、ニコ動の性質上、この状況を解消するのは難しいことです。

自分としてもやっぱり、そういった発言は不快であるという側寄りな具合で、
5番目の立場+4番目ぐらいな具合です。
まあ、動画なんだから楽しく見ようぜ!ってのが俺のスタンスなので。

*因みに補足ですが、「自演」は、辞書的意味での自演(カギ括弧無し)とは違い、
自作自演の意味での自演として使われています。

  by ddrer-yossi | 2007-08-24 12:58 | 日常生活

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