空気とは
大辞泉
1 地球を包む大気圏の下層部分を構成する無色透明な混合気体。高度数十キロまでは、水蒸気を除くと組成がほぼ一定で、体積比で窒素78.09、酸素20.95、アルゴン0.93、二酸化炭素0.03のほかネオン・ヘリウムなどを含む。乾燥空気1リットルの重さはセ氏零度、1気圧のとき1.293グラム。
2 その場の雰囲気。「職場の―になじむ」「険悪な―が流れる」「自由な―を吸う」
当然論点のほうは2である。
場の空気は、人間が存在すれば必ず存在する。
たとえ、部屋で一人自分しか居ない場合でもそれは空気である。
所謂「場」という概念であるので、当たり前といってしまえばそうなのかもしれない。
要は電磁気でいう電場、磁場と同義の定義といえるのかな。
しかし、場に同調する、空気を読むということは
集団であれば集団であるほど、多数決の状況を読むということになってくる。
例えば100人のうち99人が静かな中で、自分ひとりだけが大声を出すと、
99人が作り上げている場「静かな場」に敵対する場を作り出した1人に対しては
冷たい目で見られるのがオチだろう。
あれ、この原理・・・実は村八分や、現代のいじめに関連するのではないだろうか。
和を乱す者は疎外される。空気を読むとは多数状況に従うということだと言い換えられるのかも。
先ほどの例の逆を考えればわかり易い。
たとえばパーティーや同窓会などで、皆が喋っている状況で、一人だけ無口であると、
やっぱり同じ状況になってしまう。
しかし、やはり多数決に同調するのが嫌になってくるというのもあながち嘘ではない。
「自分の意志に反する空気を読むのに疲れた」とかそういった事態にもなりかねない。
でもそうはいってもやっぱりどこへ行っても 「空気嫁」なんですよね><
実は場の空気に外れた行為を容認する人がほとんど居ないのかも。
というよりほとんど場の空気を読むということに慣れきってしまうと
今度は逆に違った空気を受け入れることができなくなってしまう。
だから、自己の意志を抑圧してまで多数の他者に従い同化するほうに向かうのかもしれない。
多数側だから失態を犯しても自分の責任だけにはならない。
逆に少数側で失態を犯すとあからさまに本人に向かって非難が集中してしまう。
そんな怖さもあるのかもね。
by ddrer-yossi | 2007-10-30 02:08 | 日常生活