食品偽装問題

最近食品の賞味期限、産地、ブランド偽装が問題になっている。
いや、今まで明るみに出ていなかっただけであって、偽装は当然現在進行形で行われてきている。
メディア報道であるため、全部が全部とはいえないが、
こうした偽装が次々と発覚することで、
大半の国民側から見れば、「食品の安全性は実はものすごい低いのではないか」と疑われてしまうのも最もだ。

ぶっちゃけてしまうと、人間の味覚なぞ、非常にショボイもので、
ブランドや産地偽装はまだしも、多少の賞味期限偽装のほうは、ほぼわからないに等しい。

賞味期限が1日過ぎた物を食ったぐらいで、賞味期限が過ぎてるな!って分かることはまずない。

メーカー側はおそらく、賞味期限は「この日付までは絶対安全を保障する」という前提で記載していると思われる。何故なら、もしその賞味期限を過ぎたら食べられませんという定義で記載できれば、
それはそれで食品の状況を完全に把握している神的状況になるからである。
そんなことは出来ない。その1秒の境で揉めたりしてね。

つまり、多少の賞味期限の過ぎは、わからないものだということ。
(消期限の場合は賞味期限に比べて食べられる範囲が格段に短くなるので注意)
例示するとこういった具合である。

製造日1/1 賞味期限10/1の商品

1/1<メーカー絶対保障期間>10/1<食っても気にならない期間>11/1

製造日1/1 消費期限1/2 12時の商品

1/1<メーカー絶対保障期間>1/2 12時<食っても気にならない期間>1/2 18時


で、じゃあ多少の賞味期限延長は問題ないのではないか。
うん、確かに問題はないのだが、これを容認してしまうと、
企業側の利益が不当に行使されてしまうことになる。
要は消費者に正しい情報を提示していない、つまり偽装しているということが問題であるわけだ。

基本当たり前だが、消費者の立場は非常に弱い。
何せ、企業が何を使ってその商品を開発しているかなど、分からないわけだ。
だから企業側の不当な利益追求は制限されなければならないという訳である。

おなじくブランド偽装、産地偽装も、食品を極めたプロでなら分かるかもしれないが、
一般の消費者は美味しければ分からないものである。
美味しくなかったら、ここの料理は不味いとか、あまり良質な物を使っていないで終わってしまう。
事実、そういった不当な表示商品を消費者側が報告出来る制度が出来ていないのが大きいのかもしれないが、できたとしても、やはり面倒なものもあるし、確証が無い訳だから難しい。

結局、この3つの偽装はほとんどの消費者には分からないのが実情だ。

つまり、これはほぼ間違いなく内部告発である。所謂「チクる」である。
一件、しかも老舗が明るみに出ると、更にはほかの企業の従業員が「うちもやってる」と
告げ口したくなるものである。こうして偽装発覚は現在進行形でどんどん増えていっている。

まあ、報道はこうした偽装しか報道しない訳だから、真面目にやってる企業の数よりも
真面目にやっていない企業の数のほうが多く見えてしまう。

だから、報道など、マスコミから情報を得る場合、十分注意しなければならないのは、
報道された内容の逆側が大多数存在する場合がかなりあるということだ。

例えば中国の農薬野菜が問題になることが多いが、
これは実は一部の農家であって、他の大多数は真面目にやってる場合もある
ということである。偏向報道は、意識をその気にさせてしまう危険が大いにあるわけだ。
つまり、今のほとんどの日本人はメディアに毒されていて、
「中国産は危険」と感じている人の割合が当然ながら多いはずだ。

一部の悪行報道によって、ほかの大多数も悪とみなされてしまうケース、意外に身近にある。

例えばとある高校で、一部の生徒の素行が悪く、逮捕されると、
その高校の世間からの評判は当然下がる。例え大多数の生徒はまともにやっていたとしてもだ。
だから、教員は必死で事実を隠蔽したがる。
明るみに出ることで世間から評判を落とされるのが嫌だからだ。

だからまあ、本当はニュースや事件を見て

「ふむふむ、こんな事件もあるんだな」程度に流していくのが、本当の正しい見方のような気がする。
間違っても鵜呑み、過大に妄想を広げないことである。

なんかまあ、話が逸れている気がしないでもないが。

  by ddrer-yossi | 2007-11-18 02:17 | 日常生活

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